悼む人@りゅーとぴあ


りーさまが来るっていうからさ・・・
いかほどのものか見てみたいという下世話な気持ちを見透かされて、
結果杜撰なものを見てしまったなという感じ。
取れなかっただけなんだけど、せめてもの救いはA席で見たことです。
S席だったら結構やる瀬ない気持ちになった気がする。


なんでこれ舞台でやろうと思ったのかなぁ。


脚本的には欲張り過ぎとしか言えない。
原作にはこういうことが書いてあるんだろうなぁ、
あー・・・こうなると思った、こうするしかないよね?、
という見た人の想像力頼りで何一つ書ききれてない感。
原作は枚数割かないと伝わらない難しい内容をテーマにしていて、
舞台化するのは至難っていうことだけは伝わってきた。


これは!という舞台装置が1つもなかった。
舞台端にスクリーンとつーんと置いて、
イメージ映像がバシバシ差し込まれるので、
舞台上に対して散漫になっちゃうんですよね。
この演出の意図するところって、
だったら最初から映像作品でやればいいじゃん、としか思えないんですが。
あと最後の出産イメージ演出ね。嫌な予感は的中。
真野ちゃんに何やらせちゃってんの。


いつもいつでも蘭ちゃんは信じられる、と再確認。
主役は小西さんですね。意外に達者だった。
りーさまは正直食われてたというか、相手にならんというか。
舞台に出ておきながら舞台役者として評価の評価を避けたような印象。
映像作品だったとしても、同じようにやるんだろうなっていう。
舞台をやるってこういうことじゃないだろ?とぼんやり。
できるのかできないかもわからない中途半端な内容で、
ミュージカルでもきっちり舞台発声のストレートプレイでもいいけど、
ガチの「舞台」で全然ダメ―ってところを見せられたほうが、
まだ好感持てたなーと思いました。個人的に。
脱ぐシーンがあったのでスタイルがいいのはわかった。
確かこれ舞台2本目だったと思うんですが、
この内容じゃ修行にもなんないだろうし、
あえて舞台仕事する意図はどこにあるのだろうか。


付き合ってもらった母上が休憩時間に、
なんだこれもう帰りたいと言い出して困ってしまいました。。
二幕はもうどうなるのかは大概予想つくのに、
これも予想できたこととはいえ大変なモタつきぶりで、
相当じりじりさせられました。
トドメが出産イメージ演出な!(相当嫌だったらしい)
あー・・・杜撰なものを見てしまった・・・
そして、りゅーとぴあは本日も安定のスタオベでした。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q


ちょいと身内で不幸がありまして。
前の週の予定だったのが流れちゃったんですが、
お友だちが仕切り直してくれました。嬉しかった。
見ないわけにはいかないからね。って程度には毒されてます。


私は考えない!
思わせぶりに出された用語を調べたりしないし。
諸々の設定の意味するところについてお勉強もしない。
出されたものをそのまま見て、ふーんと言う。
というのが、旧映画版にリアルタイムで踊らされた私が到った境地です。


元々テレビシリーズで好きじゃない領域に話が到達してしまったんで、
全く別物の展開を見せようとも、始まりましたか・・・という感じでした。
やっぱり私は物語の根幹の謎解きにはあんまり興味がないんだよね。
使徒の目的とか正体とかわからないままでいいから、
不利な状況で決死の防衛作戦が展開されているのが好きなの。
今回もまともに風呂敷畳める気があまりしないので、
エンターテインメントとして楽しめるのは、
破までかなーという感じは正直しております。


謎解きする気はないのですが、シンジの状況がワケわからなすぎてだな。
誰もニアサードインパクトについて説明してくれない理由もわからなけりゃ、
着替えのシャツにスズハラトウジと名前が入ってる意味もわからない。
14年前のシャツ、しかも使用済みが支給されるとか意味不明すぎる。
見てる人に伏せておきたいから、シンジにも明かされない。
みたいな、腑に落ちない展開でモヤモヤ。


モヤモヤしてるうちにカヲル君がシンジをコロリと籠絡し、デジャヴな展開に突入。
エヴァ4体入り乱れての乱戦の後、旧版映画よりちょっとマシみたいな結末で終了。
カヲル君ってほんっとうに胡散臭いなぁ、と改めて実感。
ごめん、二人乗りのエヴァには微塵も心動かない。
エヴァは一人で乗ってなんぼです!
カヲル君の死に様としても旧版のほうが断然好きだなと思いました。
拒絶に対する一方的な激昂という意味でも、ジュネ的愁嘆場という意味でも。


冒頭の巨神兵が本編に食い込んでこなかっただけよかったよね。
とまがおで友だちと語りあいました。
旧版の映画、そんな感じだったの(遠い目



009 RE:CYBORG


その昔、父の本棚から引っ張り出したSFを読んでこんな気持ちになったことがあったなぁ。
あと何となく、「超少女明日香」のサルの頭の話を思い出しました。


「彼」の正体がわかるまではものすごいグイグイ来たんですけどねー・・・
ジョーさんの場合女子高生なだけでなく彼女になってしまう、という点を、
ちょっと追求したい気持ちはある・・・日本人だからなの!?
それなのにフランスワーズとはラブラブって矛盾してると思うの。


攻殻機動隊」と「東のエデン」から喚起される期待通りの作品です。オチ以外。
この辺の置いてけぼり感じは、当初押井さんが監督の企画だったって聞くと超納得。
そういう感じのマーブル感というか、混ざり切ってない感じがありました。
言わんとしてることはモヤっと分かるんですが、かなりトンデモな内容なんで。
SFだからしょうがないな・・・と私は結構あっさり諦められました。
余りにも壮大な話をしようとして、
結果「ハァ?」ってなことになってしまうのが案外嫌いじゃないんだ。


ピュンマさんが即退場だったのは、キャラデザに問題があるからですか?


とりあえず、映像的なものだけでも相当満足できると思います。
3Dは何本か見ましたけど、今まで見た中で一番良かったです。
立体的なだけじゃなくて、水とか鏡とか平面の表現も素晴らしかった。



魔法少女まどか☆マギカ 始まりの物語・永遠の物語


有料チャンネルの無料放送で2話くらいさらっと見て、
2話見ただけでかなり堪えたのでそのままにしてありました。
私はある種設定フェチみたいなところがあるので、
ものすごく興味はあるんだけど、
全話を踏破する根性出せるかなと足踏みしていたところで、
願ったり叶ったりな映画化でした。


魔法少女の仕組みの時点でソウルジェムが濁るだろう、女子は。
社会的な意味での「女」の老化の隠喩に思えてしまうんですけども。
少女じゃなくなれば一足飛びに「魔女」って、んな馬鹿な。


マミさんはなんかエロかった。
一緒に戦ってくれるの?って涙したところは年相応で可愛かったなぁ。
ほむらや杏子、トドメにさやかと魔法少女の業背負いまくりな面子の中、
一人だけ言わぬが花の優しい存在。イイと思います!
彼女の正義は結構了見狭そうな感じがしたので、
ほむらちゃんループの世界で「死ぬしかないじゃない!!」
ってキレたところが実は一番好ましかった。


まどかの決断できなさに非常に共感できてしまいまして・・・。
自分が魔法少女になればいいのは分かってるけど怖い! できない!!
てなことを絶えずエクスキューズしてくるし、それはもっともなんで。


なんでこの子は中学生にして、
「ものの数にも入らない私」なんて諦観に到ってしまったのか。。
まどかの願いは愛されて育った子どもだなって感じがするんだけど、
まどかの自己認識は愛されて育った子どもにしては何か・・・
結局、ほむらの祈りもお母さんの願いもまどかには届いてないんだよね。


ほむほむは・・・真面目な子って怖いね・・・
それもうほぼテロリストです!!とブルブルしました。
まどかの最後の願いで最終的に報われちゃったかな。という感じがする。
ほむらの願いからはかけ離れているし、
ほむらの献身に釣り合うとは思えないんで、
永遠の片思いは揺るがないんだけど。
誰にも等しく優しいまどかからの、
ほんの少しだけの特別は貰えたよね。


さやかはねー・・・嫌いな人の方が多い気がするんだけど、
さやかの絶望=まどか☆マギカに思える。私には。
魔法少女というシステムの暗部も、
さやかのエピソードに沿って明かされていくわけだし。
「君が投げ捨てちゃったじゃないか」の戦慄ときたら!
「私ってほんと馬鹿」の不可逆の絶望ときたら!!


ともかくも。
さやかのエピソードが、決まりすぎたプロレス技みたいで我を失ってしまった。
翌日ローソンに行って、要りもしないクリアファイル貰ってくるくらいには。
たった1つの願いを他人のために使ってしまう意味を考えない浅はかさも、
見返りを求めずにはいられない自分に絶望してしまう潔癖さも、
視野狭窄気味なひたむきさを肯定して愛でてあげたいじゃない!


杏子は「一人ぼっちはさみしいもんな」って台詞がすべてだなー。


で、大丈夫なんですか? 続き作るとか!?



マクロスFB7 オレノウタヲキケ!


お友だちが見たいというので、完全に付き合いで・・・
マクロス7の超早回しダイジェスト+7の歌をランカとシェリルで!
ランカとシェリルのお歌は賞味5分ほどしかないので、注意が必要。
ライブシーンのランカの衣装がダサくて、私涙目。
大人の事情なのかアルト不在だったんですが、
アルトのいないランカとシェリルって心安らかでいいわ〜
ただ可愛くて、ただカッコ良くて、みんな違ってみんないい。
どっちが選ばれるかなんて影が2人に落ちないもの。


ミレーヌとバサラとシビルでトライアングルなんだと思うんだけど、
バサラは女子に興味皆無でオレの歌を聞け!だし、
シビルは意思疎通不能なマジもんの異星人だし、
唯一ミレーヌからバサラに向かうベクトルが明確だったくらいで、、
トライアングルどこ行った状態でした。いっそ清々しい。
今作ったらこうはならないんだろうな、なんて考えて愉快でした。
シビルもっと可愛らしく描いてもらえるだろうし、
歌えないからキエーと喚くしかないにしても、
バサラとはもっと意思疎通ができて、
明確にトライアングル化するんだろうな。


次のマクロスは女子パイロットを取りあう男子2人の話にしてください。

うたの☆プリンスさまっ♪


改めてすごいタイトルだ・・・記号を取り入れちゃってるところが。
今更も今更なタイミングで、とうとう手を出してしまいました。
やりたくなっては思いとどまるってのを周期的に繰り返してたんですけど、
ライブのレポ読んでたらすごく楽しそうで我慢できなくなって、
ゲームはだめだったら!とCDでも聞いて気を散らそうとしたら、
むしろそっちが本丸でCD聞いた翌日にはゲームぽちっていたという。
・・・おろかものー!!
とりあえず、大恋愛エンドで一巡しました。


冒頭で攻略対象選ばせて、ルートに入っちゃう作りにはびっくりした。
いやまあ・・・攻略対象決めて特攻するわけだから結果的には同じかもだけど。
デフォルトネームで始めても名前読んでもらえないんですが、
ゲームシステムにあれこれ言うようなゲームじゃない気がするので、
まあいいや・・・

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