ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q


ちょいと身内で不幸がありまして。
前の週の予定だったのが流れちゃったんですが、
お友だちが仕切り直してくれました。嬉しかった。
見ないわけにはいかないからね。って程度には毒されてます。


私は考えない!
思わせぶりに出された用語を調べたりしないし。
諸々の設定の意味するところについてお勉強もしない。
出されたものをそのまま見て、ふーんと言う。
というのが、旧映画版にリアルタイムで踊らされた私が到った境地です。


元々テレビシリーズで好きじゃない領域に話が到達してしまったんで、
全く別物の展開を見せようとも、始まりましたか・・・という感じでした。
やっぱり私は物語の根幹の謎解きにはあんまり興味がないんだよね。
使徒の目的とか正体とかわからないままでいいから、
不利な状況で決死の防衛作戦が展開されているのが好きなの。
今回もまともに風呂敷畳める気があまりしないので、
エンターテインメントとして楽しめるのは、
破までかなーという感じは正直しております。


謎解きする気はないのですが、シンジの状況がワケわからなすぎてだな。
誰もニアサードインパクトについて説明してくれない理由もわからなけりゃ、
着替えのシャツにスズハラトウジと名前が入ってる意味もわからない。
14年前のシャツ、しかも使用済みが支給されるとか意味不明すぎる。
見てる人に伏せておきたいから、シンジにも明かされない。
みたいな、腑に落ちない展開でモヤモヤ。


モヤモヤしてるうちにカヲル君がシンジをコロリと籠絡し、デジャヴな展開に突入。
エヴァ4体入り乱れての乱戦の後、旧版映画よりちょっとマシみたいな結末で終了。
カヲル君ってほんっとうに胡散臭いなぁ、と改めて実感。
ごめん、二人乗りのエヴァには微塵も心動かない。
エヴァは一人で乗ってなんぼです!
カヲル君の死に様としても旧版のほうが断然好きだなと思いました。
拒絶に対する一方的な激昂という意味でも、ジュネ的愁嘆場という意味でも。


冒頭の巨神兵が本編に食い込んでこなかっただけよかったよね。
とまがおで友だちと語りあいました。
旧版の映画、そんな感じだったの(遠い目