地球ゴージャスプロデュース公演 Vol.12 「海盗セブン」@新潟テルサ


歌って踊るイケメンは正義!
春馬さんwithるいるい+由次郎+水田君+マツカズのダンスパートに、いちまんえん。


なんか不思議なものを見たな―って感じでした。
脚本の残念さとミュージカルパートの見ごたえの落差がすごくて、
頭で考えると不満だらけなのに耳と目は満足しちゃってるっていう。


タイトルから喚起されるイメージは華麗なピカレスクで、
タイトル通りのものを見せてくれればそれでよかったのになと思う。
エンターテイメントの力で皆に元気をって思いで作品を作ることと、
それをそのまま芝居の展開に持ち込んで台詞で言わせるのは違うんじゃないのかな。
ターゲットが「悲しみ」って、メルヘンすぎてワナワナしたもの。
「海を盗んだ」7人の挑戦心を煽るターゲットには到底思えなかった。


7人が「海盗」として一筋縄ではいかない感じが一切ないのね。むしろ、チョロい。
ショーの直前にハメられたことに気づくとかどうしてくれようかと思ったもん。
仮にも海を盗んだ「海盗」たるもの、せめてそこは出し抜こうぜ!
ずーっと素直にショーの練習してたんだろうなぁって生暖かい気持ちになった。
話中で吐露する各人の悩みも若いというか青いというか浅いというか(あ)、
高校生の演劇を見せられているようなしょっぱい気持ちになりました。
特に韓流の唐突&強引&言いたいだけ感には本気でしろめになった・・・


客寄せパンダの主力はどう考えても春馬さんで間違いないと思うんですが
(前の席のおばあちゃんが春馬さんに超前のめりで可愛かった)、
だったらもうちょっとカッコ良くしてやってくれよと言いたい・・・
大地真央に気を遣い、春馬さんにそれなりの見せ場を作りつつ、
自分も美味しいところ取ろうとしたら結果こうなっちゃったという感じ。
主役がはっきりしないので話の軸も定まらない感じでした。
春馬さんはアクロバだってできるんだぜ!
絶対絶対もっとカッコよくできたはずー・・・


とはいえ、音楽とダンスは流石のアミューズ
モブの人たくさんでダンス上手いし、衣装も手抜きなし。
ミュージカル部分は見ごたえあって、チケット代だけのことはありました。
久しぶりにミュキャスとカエルメンバーを生で見れたのも嬉しかった。
水田君はやっぱ顔整ってんだねー・・・化粧映えするしなんか目が行く。
というわけで、腑に落ちないところはありつつ総合的には満足でした。


母上様に付き合ってもらったのですが、
あの子は踊り上手いね〜とるいるいのことを褒めてもらえて大満足(私が)。
で、春川さんどこにいた?