ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」@赤坂ACTシアター


髑髏城とミュの凱旋絡められる!
待てよ待てよ、この時期東京に行くってことは見れるんじゃない?
というわけで見てきましたよロミオ&ジュリエット。
城田さんが出るということとジュリエットが(新人)であること、あと衣装が微妙ってことしか把握していなかったのですが、幕が開いたら浦井君いるし良知君いるしで大興奮してしまいました(バカ)。ロミオの衣装はやはり微妙・・・浦井君の衣装が一番カッコよかったな。


まず、とにかく歌がよかった!
休憩終わりに妹さんと口をそろえて、CD(を買いに物販へ)!と言ってしまうくらいに良かった。CDは発売されてなかったんですけどね・・・がっかり。パンフは黒を購入。
携帯とかFaceBookとか出てきますけど言葉だけで、物語にそういったアイテムが噛んでくることはないので私は気になりませんでした。ジュリエットは18になってから(箱入りなので納得できる)とかで携帯持ってないし、行き違い発生の直前に壊れるべくしてロミオの携帯は壊れるし・・・なんかそんな扱い。
ジュリエットサイドがとにかく大忙しで。実母と父の冷え切った夫婦仲に苦しい台所事情、実母は甥に恋着しその従兄弟はジュリエットが好き、そんでもってトドメが不義の子で父親とは血の繋がりがない・・・という盛り沢山ぶりに対して、キュピレット家は影薄かったなぁ。自分と同じ不幸をジュリエットに強要しようとするジュリエットの母が、何もかもが対極にあるジュリエットの影って感じで存在感あって良かった。
携帯やらFaceBookやら出てくるってんで、トンでもシェイクスピアかと慄いていたのですが意外にストレートなロミオとジュリエットでした。ストーリーはもう言い方悪いんですが、テンプレここに極まれり!じゃないですか。ジュリエットに共感できるかどうかが肝だと思うわけなんですが、そこに年齢がほぼリアルにジュリエットな年若い(新人)を持ってきたのは正解だと思った。ジュリエットが本当に初々しくて可愛いの! ジュリエットの若さで軽々とハードルクリアって感じでした。怖いもの知らずに見えて、未来を恐れる内省的なロミオも良かった。
死の象徴と思われるダンサーさんが舞台の中を一人自由に舞い踊っているのですが、もー気になって気になって仕方なかった! たまに笑ってしまったりしていたのですが、ああいう形で2人に迫る死を表現するというのは嫌いではないです・・・むしろ好き。
脇の方々がえっらいお歌がお上手でですね。特に男性陣は歌声が強く響く強烈な人が多かったので、城田さんは声の響きが柔らかいので存在感が薄まっちゃったところがあったかなーと思った。浦井君とか例によって爆撃機のような歌声であった(褒めてます)。


ティボルトがダブルキャストで、七本槍で一人だけ異常に歌が上手い!と思った平方元基君に当たらなかったけど、ちょっと見たかったなー。


ともかくも、あんまり期待してなかったんですが良い演目でした。これは再演・・・というかリピート目指してる舞台なのだろうなぁ・・・と何となく思った。