NYLON100℃ 35th SESSION「2番目、或いは3番目」@りゅーとぴあ


小出恵介(テレビの子だし)が出るからには休憩なしで2時間くらいの感じかな?
なーんて思ってたらとんでもなかったー!!
18時30分に始まって、休憩15分挟んでほぼ22時までがっつりでした。
最終の新幹線間に合わないとこだったよ。タクシー使っちまったい。


前半はちょっと阿佐ヶ谷っぽいなぁって思ったりなんか。
閉鎖された空間、よくわかんない生き物(毒性あったら完璧だった)、そして暴力。
この暴力の火種が爆発的に拡大して狂気をはらんで疾走していった・・・ら阿佐ヶ谷だったんですが、
暴力のほうはストーリーのメインストリームに躍り出ることなく裏側に引っ込んでしまう。
引っ込んでしまうんだけど泡のように浮上してきては確かにそこにあることがわかり、
蛇口を捻っても水が出たり出なかったりする水道の切迫感と相まって、
何かのきっかけで爆発しちゃうんじゃないかってかなり気になって始終気になりました。


そんでもって客寄せという観点において主力と思われる小出君が担っていたのは、
隠れてしまった(物語の裏側に確実にあることはわかる)暴力パートだったので、
不意に顔を出す別な物語の担い手って感じでほど良くかつ美味しい登場ぶりでした。
前回シェイクスピアで見た時の印象が余りよろしくなかった小出君。
今回そんなに気にならなかった・・・現代劇だから?って一瞬思ったんですが、
ただ単に席が比較的前の方だったからな気がしてきた。
思い出してみるとやっぱり、もっと声張れよ!って感じだもん。
演技以前の問題で舞台用の発声ってどうしてもあると思うの。


就寝前にうっかり突き詰めて考えると絶叫しちゃうレベルで、
怖いというか・・・どうにもならないことに恐慌状態に陥ることがあって。
なんでかわかんないんですがとにかく就寝前に発生するこの発作を子どもの頃から持て余しているんですが、
ナイロンの演劇を見るとケラリーノさんもそういう人なんだなっていうのがわかる。
そういう人が自分の他にもいるんだって思うとすごい安心するし、
とにかく終わりまで暗闇の中歩き続けていこうって書いてくれることにすごく励まされます。
むちゃくちゃ個人的な感想なんですが。