仮面ライダーW FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ&天装戦隊ゴセイジャー エピックON THEムービー


どーして戦隊の映画は毎年こうもやっつけなのか。おしえておじいさん。
去年のシンケンは期待しすぎて尺の短さに絶望したものでしたが、
今年は期待できることは1つもない!って感じだったので、逆にそこそこ楽しめました。
ツっこみどころは満載ですが無難にまとめたと思います。
せめてハイドさんの活躍について言及しておきたいと思うのですが、
悲しいことに特になにも・・・思い出せない・・・(しーん)。


ダブルはさすがのおもしろさでした。
終盤に入ってフィリップの物語になった途端翔太郎が空気と化していることをかなり不満に思っていたので、映画の翔太郎に「風都を泣かすやつは許さない」って信念が久々感じられて安心しました。フィリップにフォーカスが移った途端、急速に翔太郎がぼやけていくのは結構悲しかったんですよね。折角序盤から中盤にかけて翔太郎のハーフボイルドってものを丁寧に積み重ねてきたっていうのにさ。


風都の景色に、今までの事件に関わった人たちが当たり前のように映りこんでるのが地味に嬉しかったです。
アクションシーンは無茶苦茶カッコ良かったし、メモリ26個の大盤振る舞いも楽しかった。
そこで敵が使うのが今まで登場したことのない新しいメモリじゃなくて、
ダブルが使ってきたメモリが重なってるのはすごく良かったと思う。
26個のメモリがいっせいに名乗りを上げたので聞き取れなくて涙目になりました。
なんてもったいないことを! 1個1個全部聞きたかったよ。


ビギンズナイトは言わずもがなで、本編と絡めてこれだけ上手に映画を使えたライダーってちょっとないんじゃないかなと思いました。


そして。それはともかくとして。
照井さんがすごく・・・カッコいいです・・・
登場時はどう考えても頭のおかしな人だったのに、彼女(所長)を花火に誘うような一般常識があったなんて私聞いてない! 最終決戦に赴くにあたって頭撫でて、花火には間に合うだろうって言ってくれるんだよ!? 所長がうらやましいよぉぉぉ・・・!! と復讐を乗り越えた照井さんのカッコ良さに震えていたら、生身でアクセルのソードを引きずって歩くという久々の光景を見せられて正気に戻りました(笑)。