シス・カンパニー公演 怪談牡丹燈籠@シアターコクーン ソワレ

オープニングで牡丹燈籠の「籠」の字の電飾が付かないというまさかのアクシデントがありました。

前半がスタンダードな牡丹燈籠とその悲劇の一因を担った2組の男女の話し。
後半がその2組の男女の末路という構成でした。
ので、前半終わった後「このあとなにすんの・・・?」的なざわめきが(笑)。
かなり後方の席だったのでたまに双眼鏡覗いたりしてたんですが、
段田さんがものすごい酷薄な顔した瞬間があって、
そういう顔をするってことはこの後・・・って考えた通りになって、
そういう細かい演技を偶然拾えたことに幸せになりました。
結末は悲劇的なものになるわけですが、
奈津子さん&千葉さんの逃亡者2人組はさもありなんとしても、
蘭ちゃん&段田さん夫婦がなんでこんなことになるのか・・・
蘭ちゃんが絶対許さない破滅させる!とか言ったんならともかく、
奈津子さんが本気で奪ってやる!ってなってるんならともかく、
忘れかけていた罪が再び目の前にたち現れて追い詰められたにしたって、
前フリ不足も甚だしいですよ! 納得できません!!
あの結末にたどり着くにはもっと男女間のどろっどろの泥仕合が必要だと思うんですけど、
それがぽっかり抜け落ちて軽妙な台詞のやり取りだけが印象に残っています。
うーん・・・まあそこそこ・・・といった感じ。
小出恵介の悲劇再びかと心配していたのですが、
言ってることは普通に聞き取れたので瑛太さんを見直しました。