BLEACH連載10周年記念公演「ROCK MUSICAL BLEACH」@新潟県民会館


ジャンプアニメの夏映画みたいでした(結論)!


2階と1階の半分から後ろが潰してありまして・・・
この手の舞台で満員御礼じゃないのって初めてで!、
うわあ!って私のほうがショックを受けてしまいました。
客席登場やら客席明るくなったりやらに、一人であわあわしちゃったもんね。
メンタル弱くてすみません・・・ド平日とか強気すぎますよ! ばか!!


キャスト一覧見て目を疑った西島さんですが、単なる西島さんでした(汗)。
死神紹介の歌の浮竹体長のターンで踊り狂われて、圧巻すぎて爆笑してしまいました。
この突然の、しかし必然のダンスの面白さだけで結構満足しちゃったかも。
みんな振り返って決めポーズ程度のところで、1人だけ本気出しすぎです!
すごいんですけど、死神装束着てやる意味がわからない(まがお)。
殺陣も彼にとってはダンスなのだなーと思わせるバレエの動きで、
全く浮竹隊長でないことも含めて逆にすがすがしかったです。


ルキアはDVDで見ていた通りの本物ぶり。
合唱に女の子の声が入ると、声の厚みが違いますね。
鯨ちゃんの安定感は大変すばらしかったです。
ちゃんと恋次だったし! 見せ場も多かったと思います。
A金ちゃんはなるほど様になってたんだけど、脚本の割り食った感じかなぁ。
ひつがや君のステキなところは雛森とか乱菊とか女子との絡みでわかるものだと思うの!白哉兄様もかーなーりー都合よく使われちゃってましたね。
実はモブの皆さんが一番カッコよかったかもしれないかもしれない。
身体すっごい動いてたし、殺陣もダンスもビシバシ決まるんですもの!


そして問題のオリキャラですが。
ねえ・・・なんでここに(舞台的な意味で)本物持って来ちゃったの・・・?
2人だけ歌のレベルが違いすぎるんだってばよ!
ラストのオリジナルキャラクター同士のデュエットは、
歌唱力が圧倒的すぎて何を見に来たのかわからなくなりました。
話は上手くまとまってたけど主役は結局この2人で、
そうなるとブリミュである必要あるのかって正直思ってしまいました。


卍解の演出が今まで見たものより洗練されてて、私ちょっと感動しました。
やー卍解が派手な斬魄刀ほど演出不安じゃないですか・・・
舞台化にあたって、ここが一番の障害だと思っていたので。
特に氷輪丸ね! ドライアイスが噴出す演出が脳裏を過ぎりましたが、
舞台全体を覆うような布を使ってカッコよく見せてました。
蛇尾丸の卍解も遠くから見たらいい感じだと思う。


やっぱり死神の数が少ないのは勿論ながら、
今までの公演にはいたキャラクターたちがいないのは物足りなかったなぁ。
BLEACHはテニスと違って区切りがはっきりしない上に長いので、
キリよく終われないことは明らかなわけなんだけど、
いいとこ取りのダイジェストでも構わないから、
漫画原作舞台はやっぱ原作再現してなんぼだなーとしみじみ思いました。
このキャスティングでは初演なわけだし!
原作のカッコよさや面白さを舞台上で再現、
かつ舞台ならではのプラスαをしてほしいなって。