三国恋戦記


フルコンプなんてほとんどしたことのない私が、自分史上最速でフルコンプしてしまいました。
柳先輩の中の人が攻略対象にいたので元々興味は持ってたんですが、
PSPに移植されたりしませんか?とか考えてしまって買い控えてました。
父上がくれたヨドバシポイントで購入したビタミンXのゲームの進め方が全くわからず(理由?)、
突然嵐のような衝動に襲われアマゾンさんにお願いしてしまいました。

  • 翼徳。1番興味ない人から始めるのが鉄則ってことで。結果この選択は間違っていなかった。終始ほのぼのムード。森のくまさんと私みたいな。体調崩した花ちゃんの部屋の窓辺に果物並べてくれるとか、花ちゃんを抱えて崖から飛び降りるとかは素直にときめいた。気は優しくて力持ちを地で行く感じで悪くはなかったんだけど、野生動物の餌付けに成功した以上の何かが欲しかった気がします。もう一山! 具体的に言うと、花ちゃんを怯えさせて泣かすくらいのオレだって男なんだぜイベントがあってもよかったかなと。陰の部分もあることを匂わせながらも不発に終わった感。年上なのに成長待ち。
  • 公謹。バランス良さそなハイスペックぶりに反して、他のルートに入ると結構簡単にお亡くなりになってしまう打たれ弱いお方。「べ別にアンタのためじゃないんだからね!」なんてのが一般的なテンプレですが、こういう捻くれたタイプが真のツンデレだと私思うのよね。私は別に構わないんですけど、あなたは?って聞き方を常にしてくる。上から目線をキープしつつ退路を確保。色々あって言質を取られてしまいまして、好きって言いましたよね? 責任とってくれますよね? みたいな告白をしてきます・・・軍師しっかりして! 軍師!! 琵琶の調律中に玄徳様の話をしたら動揺しまくりの巻には非常にニヨニヨしました。公謹さん自体はすごく素敵なんだけど、シナリオがいまひとつだったのが惜しかったなぁ。
  • 雲長。この人を序盤にクリアしたことを心底後悔している。普通に真打。ルート制限が必要なのは、師匠よりむしろこの人。仲謀ルートの最後で表紙の色が変わった本見て何か言いたげな雲長、とか余りの後ろめたさに血の気が引いたよね! オレはお前が思ってるような人間じゃ・・・!とか言いながら逃げ回るこの人をひたすら追い掛け回すルートである。こっち戻ってきたら、同級生で絶望した。そこは教育実習生だろぉぉぉ・・・!! 主人公のために転校してくるとか・・・進路と色恋を一緒になさいませんよう@セクスィー部長って気分になりましたが。まあ無間地獄からの生還と言っても過言ではないわけで、頭の螺子も外れるか。
  • 文若。思えばこの人(の中の人)目当てでこのゲームに興味があったわけですが。この人も放っておくと、丞相とのいざこざで抗議の自殺とかしてしまう。お前の言ってることは意味不明だ、みたいなことを結構何回も言われたなぁ。真面目が過ぎて柔軟性に欠けるくらいの人だというのをシナリオできちんと積み重ねてくれていたので、「お前ならいても邪魔にならない」という関白宣言みたいな告白にクララが立った!的な感動を味わいました。文若さんみたいに口下手な人が頑張って告白してくれるとか、ときめかないわけがない! しかし、文若ルートのハッピーエンドは丞相にあっさりぶち壊されそうな気がしてならない。
  • 子龍。元の世界への帰還問題で自懲自縛に陥る大人たちを、一足で飛び越える脅威のシンプルマインドの持ち主。元の世界に許婚とかいますか?→いません→結婚してください、は目から鱗の三段論法でした。堅物という点では文若と似てるんですけどね。最短距離で結論まで辿り着く瞬発力素晴らしい。これが若さか。このルートは師匠がやたらと援護射撃してきて面白かったなー。守ってくれるのは玄徳さんの命令だから・・・っていうすれ違いは基本なだけにキュンキュンきました。最後敵に囲まれて名乗りあげたり花ちゃんを励ましたり告白してみたりと大忙しな状態になるのですが、中の人があんまり叫ぶイメージがなかったのもあって倍率ドン!でものすごくときめきました。
  • 仲謀。立場を男女逆転させて考えると、絶対フられるようなことしとるで! 花ちゃん。でも諦めないで、何度も花ちゃんに手を差し伸べてくれる。この子は本当に王子様。この子も元の世界に帰してあげなきゃ、みたいな意識はあんまりないっぽかったな。強いぞ年下組。
  • 早安。ED後はこの子のルートが一番幸せな気がするよね。政治的なしがらみと無縁だということは、かくもすばらしい。庶民万歳。花ちゃんの背景について特に何にも考えてないように見えるのは、彼自身が余計なものを持たずに自身の決断1つで生きてる人だからなんだろうなぁ。
  • 玄徳。我慢するなら師匠くらい我慢してください! 
  • 孟徳。嘘発見器。嘘の背景を酌量する機能はございません。本が燃えた時、普通に犯人だと思ったヨネー。顔色変えずに本を処分できちゃうような人なら逆に清々しかったかもしれない。なんであのタイミングで鳥の風切羽の話したし? さあ疑え!と言わんばかりの自分プロデュースしといて、疑われたら傷つくという・・・丞相は本当にめんどくさいですね(にこにこ)。このルートの花ちゃんが1番ひどい目に会う気がする。
  • 孔明。この人のやせ我慢本物・・・!! 主人公のためにここまで自分を殺して、完璧な嘘をつきおおせたキャラって今までお目にかかったことないかも。いちいち良いこと言うので、序盤からメロメロでした。中の人に対する認識が、キバット(笑)でしかなかったわけですが遅まきながら改めます。師匠のルートはほんっとーに良かった。自分も相手も置いてけぼりの、理詰めの恋愛。でも一途。再会の確証もないのに10年待って、やっと巡り合えたら相手のためを思って手放そうとするとか・・・もー・・・「帰らないで」って言っちゃえよ! 花ちゃんが戻ってきてくれる子でよかった。私が花ちゃんだったらすごすご現実世界に戻ってる。それくらい師匠は頑張ってました。戻ったら正座で座り込んでたのが、なんか可愛かったぞ。



蜀サイドにいると天下三分の計方向に話が転がるので安心できるのですが、魏サイドのED後はかーなーりー不安。序盤はどうしても蜀のお世話になることになるので、他国(特に魏)のルートに入ると、裏切った感ハンパないですしね。ノーマルEDで天下三分しといてから他国の人と交流を深めたいです。そして、めんどくさいおっさんとか言いながらも一番ときめいたのは孟徳です。孟徳とは別ベクトルで、師匠には感服しました。