シンケンについてもにょもにょ考えていることを。
残念に思うところはあるけれど毎回それなりに面白くて、
モチベーションが低下することもなく楽しく見れてます。
寿司屋はスペック的にいかがなものかと思うところがありますが、
もれなく全員好きになれたのもかゆいところに手の届くエピソードの積み重ねの賜物です。
ただ「それなり」なんかのはずじゃなかった・・・って思ってしまう。
余裕で合格点な出来なんだけど、
「オレの命お前たちに預ける!」までで膨らんだ期待に応えてくれていないこともまた確か。
決定的に足りないのは「ベクトル感覚」@平井和正先生なんだろうなぁと。
物語が外道衆との対決というクライマックスに向けて進んでいる手ごたえがない。
外道衆との戦いを縦糸、サムライ同士の人間関係を横糸とするなら、
横糸ばっかりびっしり編まれてるけど縦糸が全然足りてない・・・
三途の川の水量って今どのくらい?
殿しか使えない封印の文字の修行やってる?
戦闘中には毎回それなりのピンチがあるもののもはや単なるルーチンワークで、
外道衆に対して危機感みたいなものあまり感じない。
牛折神も全ロボ合体もなしくずしでどうにかできちゃって、
力不足だから修行ってパターンの最近ないですよね。
思い入れってそこから発生するから横糸の充実って大事ですけど、
横糸部分の出来が稀に見るくらい素晴らしいだけに、
縦糸の力不足が終りにむけて物語を引っ張る力の欠如がはがゆいです。
直近2話は「俺の命お前たちに預ける!」前にやっとくべきで、
時系列というか・・・起承転結的な意味で迷走中って感じ・・・
とかってここまで書いて憑き物が落ちたというか、
そんなに悲観することもなくない?って気持ちになってきた(書いて満足したらしい)。
毎週楽しみにしてます。
「オレの命お前たちに預ける!」以上のクライマックスを見せてくれと。
結論としてはそういうことで!