ノーマルエンドを迎えてみたら瞬兄が大変なことになってしまいました。
これノーマルエンドじゃなくてバッドエンドだよね?というレベル。
青龍がメインルートというのは毎度のことですが今回想像以上です・・・
あまりのことに攻略順をどうしたらいいかわからなくなってしまったので、
とりあえず全キャラのルート開いてそれから順番考え直すことに。
というわけで、ノーマルルート直後に福地ルートを開くだけ開く。

  • 高杉

7章冒頭の選択肢に失敗していて、一番戻らなきゃいけないキャラだったので青龍前にやりはじめたら、この人もチナミ君と同じで気づいたらルートに入ってるというタイプのお方だった模様。まあ残しておくつもりもなかったので、そのまま進めてしまう。この方ルート入った時点で、なし崩しで「お前オレのこと好きだよな」みたいな感じになってしまうので若干納得いかないわー。3のリズ先生を攻撃的にした感じの言葉足らずなキャラかと思っていたら、この人結構よく喋る(意外に喋りますね、みたいな会話イベントがあるほどに)。よく喋るだけでなく、短歌を諳んじたり詠んでくれたり、三味線弾きながら都都逸歌ってくれたりします・・・なにこの羞恥プレイ! 声の説得力でギリギリ我慢できちゃうんですけどね。すごいね中の人。全く言葉を惜しまないタイプでガンガン直球投げてきますが、言うことがおっさん。神子は春風が好きとか言いながら、一人でご満悦状態になった時は本当どうしようかと思った。ときめきに結びつかない種類の外見と中身の齟齬だよ! 行動の結果に苦悩はしても行動自体には迷いのない人なので、この単純ぶりと行動力は玄武というより青龍という感じがするな。3の将臣っぽいかな。プレイ中、「コーチ、私まだ・・・まだやれます!!」と思わず心の中で呟いていたほどに体育会系。ふんわりぽわぽわなゆきちゃんですが、このルートだと割りと尽くす女なのよね(あくまで当社比です)。


全ルート開くために行きつ戻りつしていたら、玄武復活イベントがようやく発生。やっぱ、天地攻略済じゃないと四神は復活しないんですね! 

このルートはしんどかった。神子を天使って呼ぶ八葉なら格好のネタキャラ(フランシス@アンジェリーク的な)なんですけど、幼馴染女子に天使呼ばわりされるのってボディーブロー並みにジワジワ効いてきますね。この子のメインターゲットとして想定されているのは誰なんですか?(まがお) 個人的に女性声優さんの少年声はすごく好きで、常々攻略対象に欲しいなって思ってるくらいなんで、それが斎賀さんだったら言うことなし!なんですよ。でもなんで性別女子・・・? 共依存関係にある幼馴染って女子だから食傷気味になっちゃうんですけど、男子だったら結構なときめき展開だったような気がするんですよ。最終的には依存じゃなくて共生のほうに落ち着くエンディングも悪くなかったし。でもなんで女子? ことごとく「でもなんで女子」なんですよ! これはある種のプレイかなにかなのかな??? 崇とこの子を融合させて上手いこと本編に絡められなかったのかなと思わずにはいられない。ここまでのルートの崇に対するスルーっぷりってありえないと思うの。都を叩き台にして独占欲剥き出し・・・という幼馴染キャラの新たな地平を切り開いてくれることを切に希望いたします。性別男子、あるいは攻略対象にしてもサブ程度のボリュームなら楽しかったと思うので。

  • 龍馬

絶対罠なんだけど回避できる選択肢がないよね・・・ということが後半多発したルートであった。暗殺エンドへひた走る坂本さんを必死で止めてたら死にかけたり、砂時計壊れて時空の旅人になったりしてもう大変(粉々になった砂時計を修復できるなんて、龍馬さんマジハンパねえ)。折角過去に戻るルートなんだから、過去での邂逅にもうちょっと時間かけて欲しかった。最終章でやっと過去に戻るんかい!ってちょっと呆然としたもんねー。最終章前に一章かけるくらいのボリュームでやるか、短時間で済ませたいなら幼い龍馬の危機を救って去る的なヒット&アウェイ方式を採用すべきだと思うの(吊り橋効果的な意味で)。龍馬ルートの肝はここだろ! この束の間の過去の出会いからずっと、龍馬は主人公を忘れられなくなるんでしょ? 別れ際だけはえらい切なかったんだけど、大事なのはそこに至る過程ですよね。シナリオ上では2回会話しただけなんですけど? いくらなんでも早回しすぎるってばよ!! そんで、ずっと待っててくれた割には再会してもなかなか一緒に行動してくれませんでしたよね・・・どないやねん。キャラも悪くないし、声ももちろん良くって、たまにいい台詞もあるんだけど、私にはなんで龍馬が主人公のこと好きなのかわかんなかった。青龍ってあからさまにメインルートなんでハードル高くなっちゃうことを差っ引いても、シナリオに問題ありだと思うわー。

  • 小松

期待しすぎてハードル上げちゃダメ!って念じつつ始めましたが、小松イイよ! すごくイイ!! 全キャラ中ベスト。残しておいてよかったよ〜!! 天の白虎といったら属性・青二才なんですが、5にして初の世慣れた大人の男という・・・でもやっぱお堅い感じは残ってて白虎押しとしてはグッジョブと言わざるを得ない。つっても、この人言うほど女の扱い上手くない気がするぞ。そこも萌だけど。地位も名誉もある上頭もいいというケチのつけようのない男ですから、そりゃもうガンガン押してきます。天の白虎って自己評価低めというか自分に自信ないイメージだったんですが、これはいいねー。ガンガン押してきといて、暖簾に腕押しな主人公に我に返った感じで拗ねるのもイイ! あらゆるアピールを柳に風よで受け流すのが主人公のデフォルトなわけなんですが、一度小松を失って初めてそのありがたみに気づく・・・って言うと語弊があるなー・・・受けとめるばかりで応えはしないでいたことを後悔するのね。別に死ぬ必要はなかったんじゃないかと思うんだけど、時空を遡って必死でやり直す主人公にキリキリ舞いな小松が非常に幸せそうだったのでこれはこれで良し。時空を遡ってきたってバレたらすごい怒られるかなと思ってビビってたんだけど、辛かっただろう頑張ったねってよしよししてくれたのはさすがの最年長でえすね! 厳重注意はしつつも、そんなに私のことが好き?って畳み掛けられて、はうーん!ってなりました。そうなのかな? そうかも・・・ってようやく気づくゆきちゃんのおとぼけぶりもこのルートではいい感じだったと思う。ルート入ってからの章立てが一番多いし(やっぱ章立ての長さと説得力って割と直結してると思うのね)、みんなが小松のこと諦めるなって応援してくれるし、最後は八葉全員に小松さんが別れの言葉を言う行き届きっぷりで、まさかのメインルートと見まごうような充実っぷりでした。小松のシナリオ担当してくれた人どうもありがとう!

  • 瞬兄

自分のせいで悲しませたくないから距離を取るってのはわからんでもない。わからんでもないんですが、結構前に決意したにも関わらず全く実行できておらず、コトが起こってしばらくしてから慌てて距離取ろうとするとか瞬兄ってもしかして馬鹿なのかな? 決意後言葉と態度を硬化させたようですが、常時その態度だったら「そういう人」として認識されるだけだよねぇ。「ゆきちゃんだけに」素っ気無い態度でないと意味ないよ・・・無理だろうけど。距離を置くつもりが放っておけなくて現在に至るの図が見えるようだ。脳内百パーゆきちゃんのことのみなんだろうな。ある意味清清しい。瞬兄はゆきちゃんさえ幸せなら納得できるのかもしれないけど、崇君にもそれで納得しろっていうのは無理な話でしょ。そりゃ崇君もグレるよなぁ。リズ先生を彷彿とさせる瞬兄の苦悩ぶりもあいまってそりゃもう切ないルートなんですけど、総合的には龍馬と同様かな。キャラも声も悪くないけど、脚本残念。瞬兄を助ける!と言いながら無策で天海を倒しちゃって、天海の計らいで瞬兄助かるとか・・・それどうなん? 瞬兄を助けるために主人公が駆けずり回ってこそ盛り上がると思うのね。こういうとこサボっちゃいかんよ、本当。そして、崇君には同情せざるを得ない。やり方はどうあれ、神子や八葉と同じことをやろうとしただけじゃないかー・・・と私なんかは思ってしまう。この子を助けられないで何のための主人公なのであろ。正直、瞬兄より「お姉ちゃんなんか嫌いだよっ」の崇君のほうにときめいてしまうよね。今回神子モッテモテでツレなくされるということがないので、余計崇君の輝きが増すっていうか。あー・・・声下野さんだし・・・崇君攻略したいなー・・・ こうなる前の崇君とゆきちゃんてどういう関係がめちゃくちゃ気になりますよね。2人きりになると人格豹変、でもゆきちゃんはどこ吹く風で崇君キィィィ!!とかなってたのかな。想像するだに滾るわー!(あれ? 瞬兄は?)

  • 桜智

自分が死んでも神子は守ると断言されるキャラは他にもいるかもしれないんだけど(頼久とか頼忠とか)、そこに笑いの要素が加わるのが非常に新しいと思います。乙女ゲーとゆーものは属性からキャラを派生させて、脚本とのコンボでいかにキャラ立ちさせるかが勝負ですよね。属性って既にある程度決まりきったところがあって、重要なのはそこからいかに独自色を出すかってところで、やってるこっちも納得済みの予定調和の世界なんですけど、桜智はねーそういう意味ではすごく新しかった! 空っぽ属性ってことになると沖田がかなりベタな例ですよね。徐々に、かつ無自覚に主人公「だけに」執着を示てみたり感情を露にしたり・・・みたいな展開がお約束だしこちらもそれを期待するところ。桜智は沖田以上の空っぽ具合だと思うんですが、主人公に一目惚れしちゃうんですよね。好きになっちゃった後の振る舞いがアイドルのファン以外の何ものでもなく、非常に面白いです。他の八葉が事務的な話しかしたくないって感じで、何となく引き気味なのも面白い(ツっこんでくれるの都だけ・・・)。知り合う前から、落ち込んでいれば花、怪我をすれば薬を届けてくれるというストーカーぶり。主人公が桜智に対して心を砕くと、身悶えしながら書付を始める様は主人公萌という新しい属性の開花でした・・・この笑えると同時に所によってときめくという脅威の属性をEDでも存分に発揮してくれて大満足でした。傷着せ発動のきっかけになる解毒に関しては、ツっこんだら負けだと思う。ゆきちゃんは、もうちょっと身体に傷が出来るのを気にしなさい。女の子なのに! 傷がどんどん移っていって、このままでは君を殺してしまう! という苦悩はとてもときめいた。桜智ヒロインみたい。空っぽ属性の人なので解呪をするためにアッサリ命を投げ出してしまうんですが、時を遡ってきた主人公にしがみつかれてよろよろ頑張る様もまたよかった。私は本当にダメな男だね・・・と言われると全くその通りなんだけど、勝手に解呪とかしないで頑張るから健気だわー。文筆業とかやってるだけあって、この人すごいロマンチストなんだね。だから、うっかりストーカー行為に及んじゃったんだなと微笑ましい気持ちにすらなってしまいました。あとこの人マルチリンガルで、なにげに八葉一の高スペックなんですよね・・・無駄に。地の白虎がこんなことになって、私とっても幸せです!

  • 天海

狭間の神ってなんやねん・・・とか言い出したら負け! ゆきちゃんが何を悲しみ何に怒って戦うことを決めたのか、エンディングに到っても全くわかっていない感じがしますが・・・これが神と人間の隔たりなんでしょうか。なにがどうなったのか正直よくわからない現代再会EDでしたが、あまりの美声に脳が麻痺してしまいました。

  • 四神

完全にオマケ。英知を司るはずの玄武がどう考えても1番馬鹿でギャップ萌。白虎! 白虎!!と思ってたんだけど、なんか朱雀がよかったかもしんない。青龍はいまいちピンとこなかったかな。他の3人は歴代の八葉のキャラの流れを引き継いでるなって感じがしたのに、青龍だけなんでこうなった。青龍ってこんなんだったっけ?と考え込んでしまったじゃないの。各エンディングのスチル絵はいくらなんでも手抜きすぎると思います! 新しい絵を出したまえ!! 


あと大団円だけなんですが、飽きたので休憩。やっぱ3は越えられないですね。でも、4よりはマシかな。公式押しの青龍ルートが天地共にあの出来なのはいかんともしがたいよー・・・
主人公はなんか嫌われそうな感じがすんだけど、私は結構好きですね。その昔アンジェリーク2というゲームで主人公の性格を「強気ちゃん」「元気ちゃん」「温和ちゃん」から選べるというシステムがあったのですが、遥かの主人公って歴代「元気ちゃん」だったと思うんですよね。しかし、私は「温和ちゃん」が好きなの! 私が性格的に温和かどうかはともかく、なんか鈍くさそうな感じが私に親近感を抱かせるのです。ゆきちゃんのぼーっとした感じは今までの主人公と一線を画してて良いと思う・・・んだけど、最後までキャラが固まらなかったのも事実。やっぱネオロマが得意とするところは「元気ちゃん」なのかもなー。
5に関しちゃ白虎派は本当勝ち組。私が一番好きな遥かのキャラは2の翡翠さんなんです。3から4にかけて地の白虎がバージョンチェンジしまくって色々見失いそうになったこともあるけど(大げさ)、私白虎派でよかった! 今回天地白虎だけでも、攻略する価値あると思います。