劇場版 マクロスF 恋離飛翼サヨナラノツバサ


劇場版第一弾を見ていないにもかかわらず、
テレビ版見てたらどうにかなるでしょ〜と
あれよあれよという間に初日に見に行くことに。
みんなが本当に楽しみにしてたのが伝わってきて、
そこにいるだけで楽しい感じでした。初日って独特。
最後やっぱりちょっと尺が足りなかったと思うけど、テレビ版より格段にまとまってました。
テレビ版はとにかく勢いと歌で押し切ったって感じでしたからねー。


アルトがどちらを好きなのか推測すらできないっていうのは、
結論のための積み重ねを一切やって来なかったということだと思うのね。
アルトはシェリルの前ではシェリルの相手だったし、
ランカの前ではランカの相手だったように思う。
どちらにも同じ態度で同じように優しいんだったら、
どっちにも興味ないってことなんじゃないのかなぁ。
第三の女子を連れてきて「オレ、コイツが好きなんだ!」ってのが結論なんじゃない?
なんて冗談を言いながら半ば本気でそう思っていたくらいだし。
結構ギリギリまでシェリルとランカが綱引きしてたんですが、
最後の最後でアルトとシェリルの幼年時の邂逅ってカードが切られて試合終了。
それって、完全なる後出しジャンケンだよ?
アルトの空に対する憧れをそこに絡めてオチつけたのは偉いけど。
アルトがどちらを選ぶか全くわからなかたってのは良し悪しですね。
ユーザを煽るって意味ではものすごい効果的だったと思います。実際見に行っちゃったしさ!
ちょっとした態度とか台詞での積み重ねがないから、
今までの話なんて全く関係なしに結論だけポンと出された感じがするんですよね。
そういう風に「決まった」んですかとしか思えないな。


で、最終的な終わり方としてはシェリルを選んだ以上こうなる。こうするしかないなと。
ランカだと、終わりがすんなり想像できるんですよね。
ランカはただ歌が好きってだけで、、
いつでもアイドルを降りられる感じがするからだと思うんですが。
アルトと付き合いながらアイドルとしての夢を追いかけるランカ、
更なる活躍の場を求めてフロンティアを去るシェリル。
・・・なんて展開とってもデジャヴ感ですよね!
歌えなかったら死んでるのと同じなんて言ってるシェリルは降りられない。
「超時空シンデレラ」じゃなくてもランカはランカだけど、
銀河の妖精」じゃないシェリルはシェリルじゃない。
銀河の妖精」であり続けるためには、アルトに選ばれたらむしろダメだよね。
死んではいないが生きてもいないという状態は、
銀河の妖精」として終わってしまったということなんだなと。
シェリルがそうなってしまった以上、アルトにはもう消えてもらうしかないんだよね。
ランカと2人でシェリルを待つ・・・なんてことになったら、
シェリルは試合に勝って勝負に負けた状態になってしまいますんで。
戦闘中行方不明で生死不明になってもらうしかない。それしかない。
選んだら即死亡の選択肢であったと言える・・・
なんかテレビ版の結論でいい気がしてくるから不思議。


今にして思えば、
ミンメイの曲をカバーしているのはランカって時点で結論予測できたのかしらん?