ミュージカル テニスの王子様 青学VS不動峰日本青年館


1stで燃え尽きた感はありつつも。
なんとなーく不安なまま出かけましたが、やっぱりミュは楽しかったです。
1stのが猪突猛進!みたいな感じではなく、
もうちょっと穏やかに楽しく付き合っていけるなと思って、
それはやっぱり嬉しいことでした。
青学ベンチから目が離せなかった・・・なんなのあれ。
不二先輩と菊丸が普通に仲良しで2人でキャッキャしててさぁぁぁ!!
不二先輩のベクトルが手塚より菊丸に向いている。
何を言っているかわからねーだろうが以下略という心境でした。
不二先輩と菊丸は仲良し。というのが私の脳内設定です。
興奮しすぎて、肝心の試合半分くらい見られなかった。
なにやってんのー!?


リョマ。
なんかよくわかんなかった。
お歌もダンスも癖がないフラットな感じで。
歴代振り返ると控えめ大人しめなリョーマ
まさにルーキーで、他メンバーとの関係性が「後輩」でしっくり来る。
これは本当今までありそでなかった感じなんですよね。
食べ物に釣られる様は中学生!って感じで本当に可愛かった。
今までリョーマを通してキャスト本人の中にあるリョーマとしての気質の発露を愛でてきたところがあるんですが、おごたんに関してはこのやり方は根本的に違うのかもしれない。


大石。
青学の母ではなくて、優等生大石って感じ。
大石の表と裏って感じで、
完膚なきまでの優等生で無意識の自己保身に汲々とする大石と、
青学の母で皆のことを見守る大石っていう2つの見方があって。
彼の大石は前者なのかなって感じがしました。
小関君の菊丸とは相性いいと思います。
乾のノートを苦手だと爽やかにバッサリな様は、
中学校の優等生的な無意識の心無さが光ってよかったなと!
リョマの怪我後に試合に出しちゃダメー!って言うのも、
リョマを心配してってより常識的な配慮て感じだったしね。
ふむふむ。こういう大石も嫌いじゃないってかむしろ好き。
このほうが中三男子としてはリアリティよね。


乾。
お歌がめちゃんこ上手い。
この先この歌唱力を活かせる場があったかどうか、
真剣に考え込んでしまうぐらい上手い。
氷帝戦の乾・海堂ペアに是非新しいお歌を!!
菊丸と不二に夢中すぎて、ノート持って踊ってるの見るのを忘れました。


菊丸。
テリーとドリーのテリーに似てるとか言っててゴメン。
舐めてたよ・・・このところ見なかった菊丸だし私はすごく好き!
まずビジュアルですよね。
菊丸の背格好の再現という意味では歴代一なんじゃない!?
脚が長くて長くて持て余しちゃってる感じにとーきーめーくー!
不二より遥かに背が高いのに、座高は大して変わらんのやで!!
体が薄すぎてジャージが板のように見える、という
私の脳内原作イメージの菊丸が今ここに。
息切れひどいのはちょっと残念だけど、頑張ってごまかしてたかなと。
ただ最後の決め台詞「菊丸ビーム!」はもっとちゃんと言って!
大石の裏と表と同じで菊丸も解釈として、
末っ子故の愛されたい気質でもぶりっ子しててもいいし、
末っ子故の人間関係に狡猾な気分屋でもいいと思ってて、
ミュ的には前者が続いてたけど後者も好きなのね。
小関君の菊丸は久々後者の、可愛い子ぶらない菊丸だと思った。
タカさんの怪我の時がすごく印象的でねー・・・
小関菊丸はタカさんに駆け寄ったりしないで水を飲んでるんですよ。
で、ラケット回しってなる流れが猫のようにマイペースで、すごく好きだなぁ。
あとこの子はかーなりーアドリブできますね。
思ったこと言ってるだけって感じもまた菊丸っぽい。
いやー・・・いい菊丸に当たって私幸せです。


タカさん。
不二先輩を庇う様がとても男前でございました・・・


手塚。
なんかよくわかんなかった。第二段。
体系は昭和。お歌はそれなり。
顔はイケメンなんですが、なんか受ける印象が初老。何故。
若いのにいいおじいちゃんになりそう!と思わせる顔というか。
手塚って良くも悪くも体系的に悪目立ちする要素が常にあって、
見る気がなくても目に入ってくるってところがあったんですが、
群舞で全く目に入らなかった(衝撃)。ダンスどうだんたんだろ。
悪くはない。悪くはないんだけど、よくわかんなかった・・・
本人がとってもいい子そうってのはすっごい伝わってきました。


不二。
キメ様に似てるなーってのが私の第一印象でした。
小柄な不二キャストさんは姿勢良く見せるために胸を張るというか、
ふんぞり返るような姿勢になっちゃうのかなと思うんですが、
そういう立ち姿と動きがキメ様を彷彿とさせました。
なんとなく大衆演劇を思わせる・・・
菊丸と仲良しで手塚そっちのけでキャッキャしてくれる、
今までになかった不二先輩です。そのままの君でいて


海堂。
まず声に驚いた。
海堂キャストのハードルってまず1つ声だと思うんで。
特に作ってる様子もないし、素質的には一切の死角ナシ!ですよ。
歌は下手じゃないのですが、
子どもがひたすら一生懸命歌っているような抑揚のなさで、
若干遠い目になってしまったぜ・・・
もう素質だけで勝ったも同然なんだから、緩急つけてみて欲しい。
マムシ的な動きを再現するため、
随所でニョロっとした動きをしようとするんだけど、
それが今のところどうにもこうにもギクシャクしていて面白い。
これが様になったら完璧な海堂な気がします。
1stくらいの公演数あれば、もうとっくに確変に入ってるんだろうなぁ。
次公演がとても楽しみです。


桃城。
毎回ここが一番の難関な気がしますが、出来る子だったと思います!
これで顔がもうちょっと以下略(見も蓋もないこと言ってすみません)だったら、6代目イチオシとなっていたかもしれないくらいのレベル。
負けず嫌いのお歌がちょっと不安定だったけど、
これは曲自体が難しすぎるせいだろうと思われる。
この桃城と菊丸だったら氷帝戦楽しみだな〜。


トリオ。
私今回カチロー押しで! 不思議な声で可愛いの!!


新曲は青学紹介曲と対伊武戦のリョマ曲、あとアンコール曲かな。
ピンと来たのはアンコール曲だけだった。
ハーイタッチ!ハイタッチ!ハイタッチ!で求められる動作に、
ほとんどのテニモンが応えられていないので学習が必要。
今回のアンコール曲は通路側にいたら入れ食いですよ!!
不動峰はダンスがほぼ一新の勢いで、
青学が1stをなぞるがことき簡易ぶりと引き比べると、
すごく見ごたえがありました。
力関係的にどうにもこうにも神尾が柱に見えてしまい、
橘さんの言うこと聞かないチャラい神尾に見えた。
橘さんがどーも押し出し弱くてねー・・・癒し系? なのか?
伊武は般若のような顔でした。チョビと呼びたい。
お歌が残念で衝撃が走る。
歴代歌上手い子だったから、余計「!?」ってなったりました。
不動峰がこれきりというのはもったいなくも可哀想。